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■  ウェルリンク株式会社 お客様に聞く - 秩父鉄道株式会社

鉄道会社の老舗である秩父鉄道は社員の安全衛生対策の一環としてウェルリンクのメンタルヘルスを導入した。研修内容や評価について総務部総務課課長の森田宏昭氏と総務部総務課主任の渡邊朋夫氏に詳しく聞いた。
 

■ 秩父鉄道の概要


― 秩父鉄道の概要についてお聞かせください。

秩父鉄道は鉄道事業を第一に、観光業、不動産業を展開しています。皆様に信頼される鉄道として、安全、正確、迅速を最大の使命とし明治32年創業、2009年11月8日に110周年を迎えました。従業員数は329名です。
会社創立以来初の女性運転士2名が誕生し、2009年10月1日より単独乗務しています。

秩父鉄道では2007年より、社員の安全衛生対策の一環としてウェルリンクのメンタルヘルスサービスを導入しました。 




■ 秩父鉄道ではウェルリンクのサービスをどう活用したか


― 秩父鉄道ではウェルリンクのサービスをどのようにご利用いただきましたか。


秩父鉄道では、ウェルリンクのサービスを次のように利用しました。

 

 
実施時期 2007年 2008年 2009年
実施内容 ラインケア研修
セルフケア研修
Selfライト 管理職研修
実施対象 ラインケア研修
管理職
セルフケア研修
社員全員
社員全員 管理職




■ お客様の命を守るために、職場の安全を第一に考えメンタルヘルス対策を導入 


― 秩父鉄道ではなぜメンタルヘルス対策を導入しようと思ったのですか。

総務部総務課課長 森田宏昭氏
私たちの仕事は、お客様の命をお預かりしています。なによりも職場の安全第一。そのためには、社員の安全と心身の健康の確保が大切だと考え、メンタルヘルス対策を導入しました。

秩父鉄道では、私たちのような内勤業務から、保線や整備、運行業務など様々な業務があります。いずれも、お客様の安全に関わりがあり、心理的な負荷が生じてきます。
例えば運転士。秩父鉄道では、ドアの開閉など車掌業務まで一人でこなすワンマン運行です。しかし、運転だけでも線路上には、警報機のない踏切もあれば、鹿が飛び出してくることもあり、業務中のストレスは高いものになります。

一方、メンタルヘルスの必要性は、社会的にも大きく取り上げられています。2006年4月には、厚生労働省から「労働者の心の健康の保持増進のための指針」が発表されました。
この発表を受けて、秩父鉄道でも、本格的にメンタルヘルス対策を検討しました。そして2007年9月、ウェルリンクのラインケア研修とセルフケア研修を導入したのです。


■ メンタルヘルスに関する知識の理解を、社員全員で共有したかった 


― メンタルヘルス対策を導入するにあたっての要件についてお聞かせください。

秩父鉄道が、メンタルヘルスを導入するにあたって、要件としたのは以下の3点です。

・現場の危機管理を目的とした管理職研修

部下のメンタル不調に対応できるラインケアが、職場の危機管理として必要でした。上司は部下がストレスを抱えた時にも、メンタルヘルスの知識があれば慌てず対処することができます。

・社員全員がメンタルヘルスの知識を共有できる研修プログラム

ゼロからのスタートでしたので、まず第一に社員全員で、メンタルヘルスに関して正しい知識を共有したいと思いました。その上でストレスと上手につきあう方法を理解できることを目的としました。

・社員個人のメンタル状況と会社の状況が把握できる対処ツール

上記2つの要件にあたって、社員が現在の自分自身を把握できるツールであること。また、会社全体や部門単位でのメンタル面、ストレスを客観的に把握しその結果をいかせるツールであることを求めております。

 

■ 毎年ウェルリンクのメンタルヘルス対策を実施しています


― ウェルリンクを選んだ理由を教えてください。


総務部総務課主任 渡邊朋夫氏
希望に合わせた研修プログラムを作成して頂けた事と、会社として信用できたからです。

ウェルリンクは、秩父鉄道が社員に共有したかった内容を丁寧にヒアリングしてくださり、研修プログラムを作成してくださいました。
会社選定についてはインターネットで情報を調べました。ウェルリンクのホームページには、大手企業の導入事例もあり、メンタルヘルスについても詳しい情報がありましたので信用できると思いました。
上記2点が決め手となり、毎年ウェルリンクのメンタルヘルス対策を実施しています。


― 導入後、毎年実施しているのはなぜですか。

計画的な積み重ねを重視しているからです。当社の安全衛生委員会で、メンタルヘルス対策は重要課題として取り上げられています。そのなかで、実施するならば、計画的に実施し効果を上げていきたいと考え、3年で1サイクルとして以下のように実施しています。

1年目 社員全員でセルフケア研修
2年目 社員全員のメンタルチェック
3年目 チェックの分析結果を受けた管理職研修


1年目は社員全員のセルフケア研修で、現状を踏まえたメンタルヘルスについて共通意識を持ちます。
2年目は社員全員のメンタルチェックをします。
3年目は2年目の分析結果を受けた管理職研修を行い、そこで、行動目標を起こし1年間実施します。
上記サイクルで、社員の心の健康保持増進、職場の安全に繋げていきます。

 

■ 分析結果を受けた管理職研修 


― 研修の具体内容を教えてください。

2009年度の具体内容についてお話します。2009年度は2008年度の「Selfライト」の分析結果を受けた管理職研修で具体内容は以下のとおりです。

実施日

2009年9月2日、3日 (管理職を2チームに分け、同内容で受講)

研修対象 管理職約58名(1日目Aチーム28名、2日目Bチーム30名)
担当者3名と役員、労組執行部など6名が聴講
実施内容 ①管理職に求められるメンタルヘルス対策とは
②組織分析集計の報告
③職域分析レポート 課題に対する対策のグループワーク
④メンタルヘルス不調者への対応方法 
⑤質疑応答
備考 職種別に4~7人で6グループを作り、分析結果からあがった課題について、最初に10分ほど個人で考えた後グループで、グループ討議を行う


― 研修を受けた感想はいかがですか。

実践的な内容で、各部門ごとに1年間の行動目標が立てる事が出来ましたので満足です。グループ学習は初めての経験で、自分の意見を持ち、グループで話し合う事に、戸惑うこともありましたが、講師の方が上手にすすめてくださり、活発な意見交換ができました。
また、組織分析も詳しくご説明いただき、会社の問題が可視化できたので、具体的で実践的な行動目標が出来上がりました。
グループの課題や対策案について考え話し合うという貴重な機会が持てたことに意義を感じますので、このような機会を今後も設けていきたいと思いました。




■ ウェルリンクへの評価


― ウェルリンクのいいところを3つお聞かせください。

具体的には以下の3点です。

メンタルヘルスの相談にいつでも対応してくれるので安心できる
社員のメンタル面で困った時など、質問や相談させていただくのですが、日常的に対応していただき、的確な回答、指示をしていただけますので安心しています。
また、ウェルリンクの定期刊行物「メンタルヘルスニュース」を定期的にメールで送っていただき、この内容を3ヶ月に1回の社内報に載せていますので、社員もメンタルヘルスについて知識が深まりました。

組織分析結果は多角的で会社の現状を認識できる
組織分析結果は、多角的に分析してくれるので、会社の問題点や課題など現状を認識することができます。予想していなかった問題点も浮かび上がり、事前に対策し予防することで、職場の安全を確保することができます。

充実した研修内容を予算に合わせて作成してくれる
予算に合わせて研修内容を作成していただけるのはありがたいですね。普段から、秩父鉄道の状態を把握していただいているので、研修内容の打ち合わせも安心しています。毎回、こちらの求めている以上の内容で充実していて、満足しています。


社内報に「メンタルヘルスニュース」の情報を載せています 


■ メンタルヘルス対策の導入を考えている方へのアドバイス 


― メンタルヘルス対策の導入を考えている方へのアドバイスをお願いします。

ひとつのメンタルヘルスサービス会社と長くお付き合いすることは、自社の事情を把握してもらえ、よりよい提案をしていただけます。最高の状態で社員のメンタルヘルス対策を実現するためにも、長くお付き合いできる会社を選んで下さい。




■ 今後の期待


― ウェルリンクへの今後の期待をお聞かせください。

秩父鉄道では、お客様の安全を預かるという立場からも、社員のメンタルヘルスを大切にしていきます。つきましては、今後も末長いお付き合いをよろしくお願いいたします。
また、先の話になりますが、次回のメンタルチェックの結果に、そこまでの、積み重ねの成果があらわれるはずです。より一層の成果が得られるよう、ご提案、ご協力お願いいたします。
 

秩父鉄道株式会社様、本日はお忙しい中、貴重なお話を
ありがとうございました。

※ 秩父鉄道株式会社のWebサイト
※ 取材日時 2009年11月
※ 取材制作:カスタマワイズ