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事例

■  ウェルリンク株式会社 お客様に聞く - 株式会社JPホールディングス

保育事業を主軸に展開しているJPホールディングスは、職員のメンタルヘルス対策をウェルリンクに依頼した。企画開発室主任の六本木菊芳氏に導入背景と効果を詳しく聞いた。
 

■ 日本保育サービスの概要


― 日本保育サービスの概要についてお聞かせください。

地中エネルギーを利用した空調システムのあるキッズプラザアスク七光台保育園
JPホールディングスグループは、子育て支援事業を主軸に、アミューズメント関連事業、飲食事業及び給食の請負事業 、物販販売事業等を展開しています。社員数は900名弱です。
子育て支援事業では保育所の運営、コンサル業務、学童保育所、児童館の運営を行っています。施設は保育園がグループ会社も含め65施設、学童と児童館は合わせて32施設ほどあります。

JPホールディングスグループは、職員のメンタルケアを目的に2006年6月よりウェルリンクの「Self」を導入しています。
今回は、グループの中で保育園、学童、児童館の職員が
所属している日本保育サービスのお話を中心にさせていただきます。



■ JPホールディングスはウェルリンクのサービスをどう活用したか


― JPホールディングスではウェルリンクのサービスをどのようにご利用いただきましたか。

JPホールディングスは、ウェルリンクのサービスを次のように利用しています。

  

実施時期 2006年6月より毎年1回(現在は毎年12月前後に実施)
実施内容 「心とからだの健康チェック Self スタンダード」
実施対象 JPホールディングスグループ全社員(保育士を含)
(2006年 700名  2009年度は900名の予定)




■ 導入背景「職員の心の健康を維持するために」


― なぜメンタルヘルス対策を導入しようと思ったのですか。

JPホールディングスがメンタルヘルスへの施策を本格的に開始したのは、保育事業の急拡大にともない、現場職員のメンタルヘルスの向上が課題になってきたからです。
保育事業は人が命です。職員の身体面だけではなく心の面が健康であることにより、第一に、保育の質が向上します。また、職員のメンタル面を支えることで、人材の継続確保にもつながります。

以上のように考え、ウェルリンクの「Self」を導入することになりました。




― ウェルリンクの「Self」を選んだ決め手はなんですか。

・アドバイスシートの内容は細かくしっかりしていて、見た目もわかりやすい
当社は女性が多く、複雑なものは嫌がりますので見た目のわかりやすさは必須でした。わかりやすいからといって、内容が薄くては困りますが、「Self」のアドバイスシートは内容も細かくしっかりしていました。


・分析結果を受けたサポートが連携している

まず、電話やメールでの相談をするとき、個人の分析結果を受けて対応いただけるので、しっかりと対応いただけること。また、組織分析実施後の、「組織分析報告会」では、具体的で詳しい内容の説明で、とても有意義な情報をいただけます。そうした、分析結果を受けたサポートが連係していること。
・相談窓口が相談しやすい環境だったこと
ちょっと、気になるときに、電話で相談したいと思っても病院のようなイメージだと相談しにくいものです。ウェルリンクの相談窓口は「健康相談窓口」という名前で、あくまでも自身の健康について相談できる、そんなイメージで、敷居が低く利用しやすいイメージがありました。

職員や管理職の評判もよく、2006年の「Self」導入後、毎年実施しています。

 

アドバイスシートは見た目もわかりやすく、内容は細かくしっかりしている



 

■ ストレスに対処することができ、メンタル面でより健康を保つことができました


― 「Self」の導入効果を教えてください。

企画開発室主任の六本木さん

以下の3点に効果を感じます。

1.ストレスに対処することができ、メンタル面でより健康を保てる
職員は「Self」のアドバイスシートにある、分析結果から自分自身について、気づきを得たりしています。そこから、ストレス要因を知り、対処することができるので、セルフケアの向上を図れました。

2.社内外の信頼が高まる
保護者、自治体、職員から信頼が高まりました。
保護者
「Self」を導入していることを、お便りや保護者会でお伝えし信頼が高まりました。保護者は職員が会社にきちんと守られているのか、会社が職員をどう扱っているのかを厳しい目で見ています。子どもたちが園で安全に楽しく過ごすため、職員が心も体も健康でいて欲しいと思っているからです。
自治体
自治体からの保育所や学童施設誘致の条件は子どもたちの安全第一であり、会社として職員への十分な対応を求められています。私たちは定期的に職員に「Self」を実施して、メンタルヘルス対策にも取り組んでいることを自治体に提示することで、より信用をいただいています。
職員
職員のマニュアルに「Self」を定期的に導入していることを記載し、相談窓口案内も定期的に行っていますので、職員は会社に守られている安心感と信頼感を持ってくれています。

3.組織分析の結果から問題点への対処ができる
「Self」の組織分析結果から、現場が抱えているストレスに対処できるようになりました。組織分析結果は会社の現状を客観的に映しだし、現場の本音が顕著に現われます。私たちが予測していた問題点が明確な結果で現われたり、予測していなかった問題点があぶりだされることもあり、働きやすい職場環境づくりの道しるべとなります。

「組織分析報告会」では、弊社の代表及び役員と私たち管理サイドのメンバーへ、ウェルリンクさんから分析結果の説明と、対策のご提案をいただいています。そこから、ストレス度が高く問題が起こっているところから対処することで、職員のストレス軽減の具対策を実行できました。

例えば過去の例を2つほど上げますと以下の具体策を実行しました。


イベントは子供たちも喜び楽しいのですが職員にはハードな日々が続きます
  ・イベント、行事手当をつける
運動会などの行事の前後は勤務がハードになりストレス度は高くなりますので、イベント、行事手当てを付けました。

・マラソン大会への参加
全職員が大きな組織に在職しているという安心感と、他の職員との交流の中で、より広い視野をもてるようになると同時に、職員の健康意識の向上を行えました。





※1認証保育園 
東京都独自の制度で多少緩和された保育基準をクリアした保育園のことを指し、都と区が資金補助している。
認可保育園より園児の人数が多かったり、開園時間が長いのが特徴。

※2
認可保育園
児童福祉法に基づく児童福祉施設で、国が定めた設置基準(施設の広さ、保育士等の職員数、給食設備、防災管理、衛生管理等)をクリアして都道府県知事に認可された施設。




■ 人が資産の会社、女性の多い会社、急成長している会社に向いていると思います


― 「Self」はどんな会社に向いていると思いますか。


人が資産の会社、女性の多い会社、急成長している会社に向いていると思います。
特に私たちの保育事業のように、商材ではなく人材が命の会社では、人のケアをしなければ世間の信用は得られません。人の心や体が健康でなければ、質のよいサービスが提供できないからです。
人が資産の会社にとって、人のメンタルケアをすることは使命だと思いますし、会社の経営問題にもかかわってくるのではないでしょうか。

女性が多い会社、急成長している会社は、社員がメンタル面で不調をおこしやすいと思いますので、私たちのように予防として「Self」を導入しておくと安心ですし、組織分析結果を活用されて働きやすい職場環境を作ることも大切だと思います。


■ 「Self」の実施を成功させるコツ


― 今までの実績から「Self」を
実施するときのコツを教えてください。 


なにより、当たり前のことかもしれませんが、対象者に必ず「Self」を受けてもらうことです。具体的に私どもとしては、チェックシートの回収率をあげることを意識して対応しています。

― 具体的には?

子供が帰った後の園は静かで
チェックするには最適な環境です

チェックシートの配布前に記入例と名簿の作成をすることをおすすめします。記入漏れがあると組織分析の結果に影響しますし、結果が本人に届かないこともあります。「Self」の担当者にとっては電話での問い合わせを無くすためにも有効です。

チェックシートは未提出者を無くすため、名簿でチェックしてから提出してもらいます。「Self」は個人情報を守るため、無記名の封筒に入れて提出するので、提出物だけではだれか分からないからです。
私はウェルリンクさんから封筒とチェックシートを別納してもらい(通常はチェックシートが同封されて納品)記入例を同封しています。

私たちは保育園、学童、児童館が全国にあるため、各施設ごとに「Self」を実施しチェックシートを回収してもらうのですが、回収率がいい園は職員が一斉にチェックを実施をしています。子どもが帰った後の園は静かで、落ち着いてチェックできる環境にありますし、園長の回収の手間が省けますから効率のいいやり方だと思います。


チェッシートの記入例

また、日常的に相談窓口案内をすることも大切です。相談窓口のことは事あるごとに案内しないと忘れてしまいますので、相談窓口のポスターを目に付くところに貼ったり、元気のない人には「ウェルリンクさんのセルフ健康相談室にTELしてみれば」と声かけしています。

最後に、組織分析の結果を参考にして会社として対応していますが、年々こうした姿勢が従業員全体に伝わってきていて、「Self」の実施が会社の中で積極的な位置づけになっています。こうしたことが、回収率の向上を後押ししてくれています。



■ 今後の期待


― ウェルリンクへの今後の期待をお聞かせください。

来年度は年間通じて、保育士も含めて最大で600人程度の職員採用を予定しています。人数が増え、会社もさらなる成長をしていきますので、職員のメンタル面でのサポートを今後ともよろしくお願いいたします。
また「組織分析会議」に力を入れていただき、分析結果をもとに次へのステップのアドバイスをしていただきたいと思います。
 

株式会社JPホールディングス様、本日はお忙しい中、貴重なお話をありがとうございました。

※ 株式会社JPホールディングスのWebサイト
※ 取材日時 2009年11月
※ 取材制作:カスタマワイズ