自律訓練法をやってみよう

準備と姿勢

ゆったり落ち着けるところで、自律訓練法をやってみよう。
慣れてくると、ちょっとした仕事の合間や電車のなかでもできるようになります。

準備

  • できるだけ、静かで落ち着ける場所で行う。
  • ベルトや時計、ネクタイなどからだを締め付けるものは外す。
  • 途中で緊張したり、意識が他に行かないようにトイレなども事前にすませておく。
  • ゆったりした服装で、椅子やソファーに腰掛ける。または、両脚、両腕をやや開いて仰向けに寝る。

姿勢

1)両手を軽く腿のうえにおいて、椅子に深くすわる。

頭のてっぺんから吊られているようなイメージで、背中を自然に真っ直ぐ伸ばす。
腰や背中、肩などが緊張しないことが大切。

2)両脚、両腕を軽く開いて、仰向けに寝る。

背中ができるだけ床にべったり、着くようにする。全身の力が抜けていることが大切。

間違いやすい姿勢について

間違った姿勢ですると、からだが緊張しやすく、「重さ」や「温かさ」など、自律訓練法の感覚を得にくくなります。

浅く腰かけて、
椅子にもたれすぎないようにする

重心が不安定になって、リラックスしにくくなります。

腰を反らさないようにする

背中に余分な緊張が入ってしまい、リラックスしにくくなります。そのため「重さ」や「温かさ」など、からだの感覚を得にくくなります。

足の裏を床にぴったりつける

足の裏が床から浮いてると、気持ちが不安定になって、リラックスしにくくなります。