自律訓練法をやってみよう

自律訓練法の2つのコツ

自律訓練法は、本来はコントロールできない自律神経系を言葉(言語公式)とイメージ(受動的集中)によって自己コントロールし、自律神経系のバランスを回復させるリラクセーション法です。
この「言語公式」と「受動的集中」がいちばん大切です。いずれも難しくはありませんので、しっかり意識してやってみましょう。
1)言語公式

いつも同じ言葉を使うことで暗示効果が高まり、自己催眠に入りやすくなります。たとえば、「両手(両足)が重たい」と言葉を繰り返しますが、「両手(両足)が重たくなる」とは決していいません。この語尾の違いが自律訓練法の大きなポイントです(受動的集中を参照)。

2)受動的集中

「両手が重たい」「両手が温かい」といった感覚は、あくまで受動的に感じるようにします。意識的に手を重くしようとしたり、重たく感じるようとすると、逆にストレスになるでしょう。
からだに意識を向け、からだをただ感じる。これが受動的集中です。そして、感覚が得られるまでただ待つこと、イメージを受け取るようにすることが大切です。